【衝撃】今も完璧に動作し続ける16万年前の古代遺跡カレンダー

古代遺跡・古代文明

あまり話題にはならないが、南アフリカの山全体に数千ものストーンサークルが散在していることを諸君達は知っているだろうか。

このストーンサークル発見の経緯も実に特殊なのだが、南アフリカのパイロットであったヨハン・ハイネは南アフリカ・ムプマランガの山々の上空を20年以上にわたって飛んでいたのだが、当時から一帯に広がる数千もの奇妙な円形の石造物を目にしており、それらに興味を持ち写真を撮っていたそうだ。

その後、航空事故で墜落した飛行機のパイロットを探す通り道だった崖の端で、ヨハンは事故現場の隣の地面から突き出ている大きな石の配置に気がつき、負傷したパイロットを救出しながらも、一枚岩の上を歩いて調べ、それらが東西南北だけでなく春分秋分・夏至冬至を示して整列させられていることを理解したそうだ。

のちの調査で、これらストーンサークルの石はすべて「ドロマイト」という鉱石で作られ、重さはそれぞれ5トンもあり直径30mのサークルを形成しており、さらに驚くべきことに、それらは75,000年前に作られことが分かった。

それらの巨石は、ギザのピラミッドやイースター島のモアイ像と同様に別の場所から輸送されてきたと言われている。

75,000年も前に5トンもの巨石をわざわざ別の場所から運んで来たのは何のためかということになるが、このストーンサークルは、太陽の動きを追跡するために配置され、岩の上に影を落とすことで暦を読むことができるため、「アダムのカレンダー」と呼ばれることになった。

「アダムのカレンダー」は、南アフリカのムプマランガにあるのだが、実は今でもカレンダーとして完璧に動作している。背の高い中央の一枚岩から横の平らな石の上に沈む夕日の影が、様々な天文的配置を示すらしく、機能が完全に維持された世界唯一の巨石カレンダーと言える。

巨石遺跡といえば、ヨーロッパや地中海周辺に多く、イギリスのストーンヘンジやエジプトのピラミッドが有名であるが、「アダムのカレンダー」が作られた年代は、それらの遺跡よりも断然古い。

そもそも、「アダムのカレンダー」がどのような根拠で75,000年前に作られたと結論づけられたかというと、天文学者のビル・ホーランバックがオリオン座の上昇に基づく計算を行い、この遺跡が少なくとも75,000年前のものであると算出されたことからだ。

さらに近年では、2009年6月に、オリオン座が「地平線と水平」に位置したことだけでなく、遺跡で見つかったドレライトの侵食にも基づいてさらなる計算が行われ、少なくとも16万年前のものだと示唆されている。

人類史との関係

私たち人類はホモ属のホモ・サピエンスであるが、我々の起源に関する定説では20~15万年前に直立二足歩行で、頭脳の大きい、現在の人類が誕生したと考えられている。

この定説から考えると75,000年前では、人類はようやく抽象的な思考ができるようになったレベルであり、これがもし16万年前だとすれば、思考やコミュニケーションもできなかったレベルだということになる。

75,000年前には、インドネシアのスマトラ島にあるトバ火山が大噴火し、地球全体の寒冷化が、その後の人類の進化に大きな影響を与えたと言われている。

当然、当時は衣服など存在するはずもなく人類の祖は寒さを耐え凌ぐしかなかったわけである。しかし、この定説も近年の発見で揺らいでいるようだ。

従来、ホモ属は東アフリカが起源とされ、最初の人類として「ルーシー」が有名であったが、南アフリカ共和国のマラパで200万年前の人類の化石が発見され、人類誕生の定説である20から15万年前よりも遥か以前にホモ属がアフリカ南部に現れた可能性を示唆した。

この新説が定説になれば「アダムのカレンダー」が16万年前に作られたとしても、まだ信ぴょう性は出てくると言える。

「アダムのカレンダー」が作られた目的

アダムのカレンダーが75,000年前もしくは16万年前に作られ、当時の暦を読むものだったとしても、そもそも暦を読む必要があったのかという疑問が浮かぶ。

当時は狩猟により人々は生活していたのだろうが、まだ大きな「集団」は形成できなかったであろう。

つまり、集団を形成することができなければ暦の必要性も必然的に低くなると言える。なので、他に何か暦を必要とする必要性があったのではないかと考える方が自然ではなかろうか。

実は、この土地はアフリカの長老達からに『太陽の生誕地』と呼ばれている。古代にあったとされる信仰は太陽信仰であることは世界中の遺跡などからも分かるが、この「アダムのカレンダー」のある土地が『太陽の生誕地』と呼ばれるということは、「神が誕生した地」ということになるのではないだろうか。

これを踏まえて聞いて欲しいのだが、「アダムのカレンダー」のある地域の周囲には「金」が非常に豊富だということが有名で、世界で最も豊かな稼働中鉱山のひとつであり、現在のムプマランガのシバ金鉱を含めたいくつかの採掘シャフトが報告されている。

1880年代に注目を集めた豊富な金鉱脈だけでなく、歴史的な文明の金属採掘に関する初期の証拠が、初期のヨーロッパ人によって記述されている。この「神が誕生した地」「金が豊富に採掘される土地」という二つの要素を聞いてピンと来た人もいるだろう。

話はやはり惑星ニビルとアヌンナキにつながるのだが、一般的な伝説では45万年前に地球上の「金」を求めて惑星ニビルからアヌンナキがアフリカの土地に降り立ち、金採掘の労働力のために人類を創造したという話と、この「アダムのカレンダー」で知られるアフリカの地がリンクしていると思わないか。

「神」とは宇宙から来たアヌンナキで、「金」を求めてきたのだから地球上で一番「金」が豊富に採掘できるところを最初の場所に選ぶのは当然である。

もちろん仮説ではあるが、そうなれば「アダムのカレンダー」を作ったのはアヌンナキではないかという説も非常に興味深い。ただ、その目的にはイマイチたどり着くことはできないが、私の考えでは太古には私たちが知らない、いえ、忘れてしまったパワーや霊的な儀式が行われていたのだと思う。そう考えると映画のようではあるが、とてもロマンを感じずにはいられない。