宇宙のすべてを知る巨大天体ヒミコの謎【衝撃】宇宙で何が起きたのか…

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諸君達は、巨大天体「ヒミコ」の存在を知っているだろうか。

巨大天体「ヒミコ」は、日本の特別研究員が率いる日米英の国際研究チームによって、ハワイの「すばる望遠鏡」により2009年に発見されたのだが、「古代宇宙に輝く天体」として謎に包まれた邪馬台国の女王「卑弥呼」にちなんで巨大天体「ヒミコ」と名付けられた。

「ヒミコは」地球から129億光年も離れているのだが、そこはディープスペース(深宇宙)領域と呼ばれ、現在の技術で観測できるもっとも遠く離れた宇宙に存在し、「くじら座」の方向にある巨大ガス雲で、非常に明るく輝いている。

「ヒミコ」の誕生

「ヒミコ」は、地球から129億光年離れていることから、137億年前のビッグバンで宇宙が誕生してすぐにできたと考えられている。

ちなみに太陽が生まれたのは、今から約46億年前と考えられているから、途方もない過去だということが分かるだろう。

私たちの宇宙の推定年齢がおよそ137億歳で、「ヒミコ」から地球に光が到達するまで129億年かかっているから、「ヒミコ」は、宇宙の始まりから8億年の頃の天体だという事になる。

つまり、宇宙の現在の年齢を100才と考えると、約6才の頃に「ヒミコ」が誕生した計算になる。データに基づけば、この巨大天体「ヒミコ」は、早期宇宙で次の大規模な物体に比べ10倍以上の大きさで、太陽質量の400億倍の質量にもなることが分かっている。

ヒミコは5万5千光年にも広がり、宇宙初期の天体としては記録的な大きさで、現在の天の川銀河の円盤の半径に匹敵するため研究者からは「今まで宇宙初期時代で発見された物体として、最も大規模なものかもしれない」と言われている。

現在知られているビッグバン宇宙論では、一般的に小さな天体が最初に作られ、それらが衝突合体を繰り返して大きな天体、つまり銀河が形成されると考えられている。

このモデルが正しければ、初期宇宙には小さな銀河しか存在しないことになる。ところが、ヒミコの大きさは、現在の平均的な銀河と同じくらいの大きさになるため一般的に信じられているような銀河形成のモデルでは、この「ヒミコ」の存在は説明できなくなるということだ。

「ヒミコ」の内部構成

「ヒミコ」は、3つの銀河がぶつかってできたような珍しい内部構造を持つことが、東京大学宇宙線研究所などの国際チームによる観測で分かっている。

その珍しい内部構造というのは、一直線に並んだ3つの星団を巨大な水素ガス雲が包み込んでいる構造で星の形成で通常みられる炭素などは検出されず、ビッグバン直後にできた水素やヘリウムを含む原始銀河の可能性がある。

3星団が合体してさらに大きな天体を形作ろうとしているような状態からみると、銀河が作られる最初の過程だと考えられている。

「ヒミコ」は、宇宙が星々の光で満たされ始めた「宇宙の夜明け」と呼ばれる時代において、銀河が作られる最初の過程を明らかにする上で重要な知見となるため宇宙の誕生から間もない頃に巨大な銀河が既に形成されていたことを示す確実な証拠になるかもしれないと期待されている。

ヒミコの正体を明らかにするには、ヒミコと同じ時代の銀河の観測例を増やし、それらに共通する特徴を明らかにしなければならない。この巨大天体「ヒミコ」の正体が何なのか。

「ヒミコ」の研究で銀河の形成過程が解き明かされることが期待されているのだが、「ヒミコ」には常識外れなことが多過ぎて、世界中の天文学者たちは頭を抱えているようだ。