地底世界への入口【驚愕】地底世界にいるのは地底人か、それとも…

謎・ミステリー 都市伝説

2014年にロシア・シベリアで直径が約30メートルもある巨大な「穴」が発見されたとロシアの地方紙「シベリアン・タイムズ」に掲載された。

この巨大な穴が発見されたヤマル半島という場所の「ヤマル」とは、ネネツ語で「世界の果て」という意味で、これだけでも、想像を書き立てるような地名だと言える。

発見された穴の深さなども、当初明らかになっておらず、ロシアの緊急対応省庁でヤマル半島を管轄する部署の広報担当者は、シベリアン・タイムズの取材に対し「これは隕石ではないとわれわれは断言できる」と述べた上で、これ以上の詳細は不明だと語ったそうだ。

この巨大な穴をビデオ撮影し動画投稿したブルカさんによると「穴は桁外れの大きさで、ヘリコプター数機で中に降下しても何かに衝突する心配はないほど巨大だ」と語ったそうだ。

巨大な穴の詳細

この巨大な穴は、モスクワの約2000キロ北東、同地方の中心都市サレハルドの北方にある広大な天然ガス田から約30キロ離れた永久凍土に位置することになるのだが、この謎の穴の出現により、別世界的な何かが原因で発生したものかもしれないとする臆測や地底人や宇宙人の出現、陰謀説が飛び交ったのだが動画を見ると、穴の周囲の地面が瓦礫のようになっていてこれはおそらく、この穴が作られる原因となったものの仕業で、この謎の穴は、人がほとんど住んでいない植物が生い茂った場所にあることが何か関係していると考えられた。

科学者らは、この穴の近くには天然ガス田があることから、地下でガスと塩と水が混ざり合って爆発が起こり、穴が形成された可能性もあるとの見解を示したが、一方でニューサウスウェールズ大学の極域科学研究者クリス・フォグウィル博士は、この穴が「ピンゴ」の残骸である可能性を指摘した。

ピンゴとは、隆起した氷が土で覆われている場所のことで、北極や亜北極地域でしばしば見られ、ピンゴが相当大きくなった状態で内部の氷が溶けると、巨大な穴が作られる可能性があるのだそうだ。

ピンゴは2014年に輸送用ヘリの操縦士により北極圏で初めて発見されているが、地元政府の緊急要請で調査を行なった科学者の報告では、穴は直径約37メートル、深さ約75メートルで、同様の穴の報告が相次ぎ、4個が確かめられたそうだ。

また、穴が発見された場所は、真冬には気温がマイナス40度まで下がる厳寒の地で、地中には永久凍土が数百メートルの厚さで広がりメタンが多く含まれ、近くには世界有数の天然ガス田もあるため、永久凍土が溶け、メタンガスの圧力が地中で高まり爆発したという説がやはり有力視されたようだ。

ロシア科学アカデミー石油ガス調査研究所のワシリー・ボゴヤブレンスキー教授は「ここのところの異常に高い気温の影響を受けた可能性がある」と指摘したそうだが、ドイツの地質学者・ハンス・ヴォルガング博士は、「このヤマルの穴ほど巨大なものは、永久凍土の融解が原因でできた穴としては、見たこともないほどの規模である」と述べ、穴ができた背景に長期的な地球温暖化の影響があるのではないかと指摘した。

さらに巨大クレーターで見つかったダイヤモンドが、極めて硬い「ナノ多結晶ダイヤモンド」と分かったとの研究成果を、愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センターのチームがまとめ、英科学誌電子版に発表したのだが、ナノ多結晶ダイヤモンドは、超高圧技術により合成された世界で最も硬いダイヤとされ、天然のものは世界初となるが、このダイヤモンドの発見と巨大な穴の形成に何か関係があるのかは不明である。

未だに未解明の穴

次は種類は違うが未だに未解明の穴を紹介する。トルコのカッパドキアは、まるで異世界のような奇岩の風景が広がり、その奇岩の中や地下に穴を掘って作った巨大な地下都市が広がっている場所である。

しかし、誰が何のために穴を掘り巨大な地下都市を作ったのか解明できておらず、研究者の頭を悩ませ続けている。

カッパドキアは、トルコにある人気の観光スポットで世界遺産にも認定されているのだが、その場所は、標高1000メートルを超えるアナトリア高原中央部で、100平方キロメート近くにわたって岩石地帯が広がる台地に存在する。

立ち並ぶ奇妙な岩は、エルジェス火山の噴火いによって堆積した火山灰や溶岩が雨や風によって浸食してできたと考えられていて「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」として、世界遺産の中でも少数の複合遺産として登録されている。

初めてこの地を訪れた者は「異世界か地球外」へ来たと思うほど現実離れした不思議な光景が広がるのだがこの世の果てと思いたくなるような奇岩の光景を、トルコ人は「ギョレメ」と呼び、決して見てはならないものと嫌ったそうだ。

カッパドキアの奇岩は「ペリバジャ=妖精の煙突」と呼ばれているのだが、過去には、実際に人間がこれらの岩の中で生活していた。
しかし、伝説ではこの煙突の下には妖精たちが暮らしていたと言われていて確かに内部は、まるで妖精が住んでいるような雰囲気がある。

謎だらけの地下都市

カッパドキアは250以上の地下都市が通路で繋がっているという構造になっているのだが、普通に考えれば、なぜこれだけの労力を使い地下に巨大都市を作ったのかが疑問だ。

地下都市は、3世紀頃にキリスト教徒が迫害されていた時代に、彼らが逃れ住み着いたとされているが、研究者たちによると、これらの地下都市はキリスト教徒が住み着く以前には既に建造されていたとみている。

いまだ全部でいくつあるのかわかっていない数多くの地下都市があり、最大のものは21層で地下100メートルをゆうに超え、全盛期には4万人が暮らしていたと推測されている。

地下都市でもっとも有名なのが「カイマクル」と「デリンクユ」になるが、これだけ大規模な地下都市がいつ造られたのか、穴を掘って出てくる大量の土砂はどうしたのかなど、未だに解明されていないし、そもそもその必要性が分からない。

よく噂される古代の核戦争により、人々は地下で暮らすことを余儀なくされたという説を思い出すが、そのための核シェルターだと考えるのも合理的かもしれないが根拠に乏しい。それよりもカッパドキアに関しては、「妖精が住んでいた」とされる伝説が気になる。

これは想像の域を出ないが妖精が宇宙人など人間以外の何者かで、彼らが何らかの理由で出て行った後に人類が住み着いたと考えた方が腑に落ちるような感覚はある。

いずれにしても、まだ多くの謎が未解明であるカッパドキアも今後調査の必要性が大いにあると言える。