日本人が解読!?奇書に書かれた謎は「ヴォイニッチ世界」への扉だった…

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世界で最もミステリアスな書物のひとつとされるヴォイニッチ手稿については、以前の動画でも一度紹介しましたが、なんと日本人でその未解読の書物を解読した人がいるので、今回は、このミステリアスな書物の正体に迫りたいと思います。

ヴォイニッチ手稿は、1912年にイタリアローマ近郊のモンドラゴーネ寺院で発見された古文書で、未解読の文字が記され、多数の奇妙な絵が描かれている事が特徴で、発見者は古書商のウィルフリッド・ヴォイニッチで、彼の名前にちなみ「ヴォイニッチ手稿」と名付けられました。

この書物は「ベラム」という羊皮紙で製本され、およそ240ページに渡ってびっしりと文章が書き込まれているのですが、文章は暗号とおぼしき未知の文字で記され、多数の彩色挿し絵が描かれているのですが、文字が解読されていないこともあり、挿絵の意味すら不明とされています。

現在のところは、15世紀末から16世紀初頭に北イタリアで制作されたとされていて、その年代は、加速器質量分析により1404年から1438年と特定され、手稿と共に発見された書簡から、その手稿はかつてローマ帝国の奇人皇帝、ルドルフ二世(1576〜1612)が所有していたことが明らかになっていますが、言語学者、歴史学者、暗号の専門家、さらには世界大戦で活躍した暗号解読者など、これまで幾多の専門家が丸文字風の書体の解析に挑んだものの、いずれも解読には至っていません。

何が書かれた書物なのか

今言ったように、ヴォイニッチ手稿に書かれている文字、そして、挿絵も何を意味するか全くわかっていないため、この書物自体がどのような意味を持つかすら不明となるのですが、様々な噂や説が存在します。

【暗号説】

イングランドの学者 ロジャー・ベーコンは、ヴォイニッチ手稿の作者の候補に挙げられているのですが、彼は薬草学に関することなどを、宗教的な迫害から守るため、暗号にして記したのではないかという説があります。

暗号にはいくつか種類があり、ヴォイニッチ手稿で暗号が使われているとすれば、それは「サイファ」と呼ばれる暗号システムの可能性が高いのですが、そうであればすでに解読できていてもおかしくなく、現在の技術でも解読できない暗号だとすると、そのような高度な暗号を彼が作ることができたのかは、かなり疑問であり、薬草学を伝えるのであればもっと他の方法があったのではないかと推測できます。

ただ、約20ページに渡って、薬草と思しき植物の根にスポットを当てて描かれている部分は、説明書きのように文章とセットで書かれているため、ビジュアルやレイアウト的には現代目線で見るところの説明書のようにも見えますがいずれにしても重要な薬草の知識を暗号化して、誰も解読できず伝えることすらできなくなってしまっては本末転倒であり、全体を見ても植物の挿絵は一割程度なので、ヴォイニッチ手稿が薬草の指南書だとは考えづらいと思います。

【天文学説】

占星術などに関連するような図が描かれた部分があり、図は円形で放射状の特徴を持ち、黄道十二宮の記号や太陽、星、人物などが図の中に配置されている場合が多いため、天文学、または占星術のチャートのようだと考える人たちもいますが、占星術であればホロスコープが有名で現在も使われている技術になりますが、もし、占星術に関することが書かれているとすれば、あえて読めない文字にする必要があったのかは疑問であり、そして、全体のページ数から見ると天文学のことが書かれているであろう箇所が少なすぎるため占星術などのことが書かれていたとしても、さほど深い内容ではないように思います。

【錬金術説】

この時代の謎とされるものの多くは、錬金術に関するものではないかという噂が囁かれるのですが、ヴォイニッチ手稿も錬金術に関わるトピックのようにも見えますが、文章や挿絵が暗号であれば、秘密主義な錬金術の伝統には一致するため可能性はあるかもしれませんが、錬金術自体が伝説なので、これは確かめようがないため、以後も謎のままとなります。

【生物学説】

一部には裸の女性と奇妙な管のようなものの組み合わせが描かれていて、女性は腹部が膨れており、妊婦のような外見をしているのが分かります。
彼女たちが何らかの液体に浸かっていることを示すような絵が多くあることから、現代では行われていない、特殊な行為か何かなのか、または、生物学を記しているのではないかとも言われています。

どれをとってもあり得そうで、あり得なさそうな印象を受けますが、詐欺説も長年言われ続けていて、イカサマ師としても知られる錬金術師エドワード・ケリーが、この稀代の奇書をでっち上げて、神聖ローマ帝国の皇帝「ルドルフ2世」に、現在の価格にして凡そ500万円程度で売りつけたという話があるほか、この書物を発見した古書収集家・ヴォイニッチ自身のでっち上げという噂もありますが、それは謎が多すぎるため最終的に行き着いた説になり、全くのデタラメだと主張する人たちもいるようですが、これは「誰も解読できないからデタラメだ」という強引な説でデタラメだと主張する根拠はないです。

ヴォイニッチ手稿を解読した日本人

このように全てが謎とされるヴォイニッチ手稿について、解読したとされる謎の日本人がいます。いえ、解読といってもどちらかというとインスピレーションの部類に入るかもしれないので、「解読」とは言えないのかもしれませんが面白い見解で、その内容を2ちゃんねるに投稿していたようです。

2ちゃんねるというと拒否反応を起こす人がいるかもしれませんが、まあ、参考までに気楽に聞いてもらえたらと思います。

まず、スレ主はインターネット上にあるヴォイニッチ手稿の画像をぼんやりと眺めていたそうですが、すると、何となく意味が分かってしまう部分があり、それが何故かは分からないもののスレ立てしたそうです。

この、女性達が緑の液体のようなものに浸かっている絵については「植物には自我があり、植物どうしでネットワークを構築し、意思疎通ができる。

人間もまた植物に「生命力」を摂取されることに、ある種の安らぎのようなものを感じ、そのネットワークの一部として満たされている」と解釈していて、最初は緑の液体に女性たちが生命力を吸い取られているのかなという印象でしたがそう言われてみると、女性たちは確かに嫌そうな顔はしていないのが分かります。

さらに「ホースのようなものが植物の器官であり、そこから生命力が流れ出るのではなく、生命力を吸い込む形となる。」というのですが、私がこのスレ主の見解を見て映画「マトリックス」で、機械の電力となるためにポッドの中で生かされ管が繋がれた状態の人間をイメージしたのですが、そういうネガティブな状態ではなく、地球上の自然と人間がつながり共存・共鳴しているということのように思います。

また、この「星に顔のような絵」については真ん中に人間の顔のようなものがあり、その周りを風車のようなものが覆っているのは

「星でも風車でもなく、やはり植物です。そして、植物であり人間です。この世界で言う「小児がん」で死んだ子どもを、半ば生贄として植物に捧げた様子。親は子どもを何とか延命させようとする。向こうの世界のいわゆるガン細胞らしきものが脳まで達していないのなら、植物がその子どもを取り込む。身体は地中に埋め込まれ、腐り、やがて植物そのものになる。
ただし、脳や顔は生きているから、顔を中心に花弁のようなものが広がっている。だからその子どもは植物でもあり、また人間でもある。
行動における全ての自由を失う代わりに、植物の持つ生存への「知性」と新たな「生命」を得る。」

と解釈していますが、これもどこにどう書かれているかという話ではなく、やはりインスピレーションなのかなと思います。

そして、ヴォイニッチ手稿全体を通して何が書かれているのか、スレを引用すると「ヴォイニッチは、この世のものを書いたものではないのは、ご承知のはず。
地球のものかも定かではない。
いわゆる「ガイア理論」に近いものがある。
 それは、人間本意では全くない こと。
全て植物のために人間が存在する。これが全て。

これは何ら不自然なことではなく、ヴォイニッチに書かれた世界では、当たり前に選択肢の一つとされており、また植物化に成功した元人間は神聖視されていた。ヴォイニッチの世界では、人間は植物より格が低い」というものになるそうです。植物はより長いスパンで、人間に気づかれないよう、人間の統治を目指してたとも書かれていましたが、人間の文明も最終的には滅びて、草木などの植物や土や砂に覆われることを思うとその解釈はあながち間違いではないようにおもいます。

つまり、「ヴォイニッチの世界」で、人間は植物による統治を免れないことを現し、それは、人類の『自我』の消滅を意味するということのようです。これが本当に「解読」と言ってよいのかは疑問ではありますが、この話の要点を一言で言うと「地球は人間のものではない」ということになるのかと思います。

この解釈が正しいとして、誰が何のためにヴォイニッチ手稿を書いたのかがさらに知りたくなりますが、この書物はこれから先も解読されることはないように感じます。

ちなみに現在、このヴォイニッチ手稿は、英国イェール大学の図書館の金庫室の中に保管され、解読される日を待っているのですが、イェール大学では「ヴォイニッチ手稿」とは呼ばず「原稿 MS408 」と名付けられているそうです。

このヴォイニッチ手稿の解読には前述の通り、多くの研究者が携わっていますが、国や研究分野によって見解に違いが大きくあり、中には予言書だとかスピリチュアルなものだとかいう者もいます。

しかし、英国イェール大学に保管されている時点で、ただのイタズラやデタラメではないことは明白ですので、今後AIの進化により人類よりAIが解読してしまうことになるかもしれません。

そこにどのような意味を見出すかも私たち次第となるのでしょうが、全て良いふうに利用されることを祈るばかりです。